血清脂質改善作用

脂質代謝異常を改善して血清中性脂肪を低減します

血清脂質のトラブルとしては、中性脂肪や悪玉コレステロール(LDL)の増加、善玉コレステロール(HDL)の減少があります。このうちの中性脂肪値が高いグループに、糖転移へスペリジン1日500mgを6か月間投与し続けたところ、摂取期間中については、中性脂肪値に3〜4割の低減が認められました。一方、ボーダーライン群や正常値群には、中性脂肪値の低減はみられませんでした。

この臨床データから、糖転移へスペリジンには、「中性脂肪の上昇を抑制する作用」があり、中性脂肪高値に選択的に作用することを確認しました。中性脂肪値を低減させるだけでなく、悪玉コレステロール(LDL)値の低減効果や肝機能改善効果もあるために、血清脂質を質的に改善する糖転移へスペリジンの効果に大きな期待が集まっています。

血清中性脂肪値の変化

血清中性脂肪値の変化

血清中性脂肪を低減させるしくみを解明

食べ物からとった脂肪は小腸から吸収され、カイロミクロンとなって肝臓に運ばれます。肝臓内では中性脂肪やコレステロールが合成されていますが、必要以上に大量に中性脂肪が合成されると、血液中に中性脂肪が増え(高中性脂肪血症)、急速に動脈硬化を進行させることになります。
糖転移へスペリジンは、肝臓でつくられる中性脂肪量やコレステロールエステル量を低下させることでVLDL(超低比重リポたんぱく質)の合成・分泌を抑制し、血中の中性脂肪量を正常に保つ作用があることがわかりました。

糖転移ヘスペリジンによる脂質代謝改善作用のメカニズム

糖転移ヘスペリジンによる脂質代謝改善作用のメカニズム

リポたんぱく質の種類

リポたんぱく質の種類

リポたんぱく質(LDL)の構造

リポたんぱく質(LDL)の構造